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代表的な疾患

代表的な疾患

関節炎の代表的な
疾患について紹介します。

リウマチ

関節に生じる慢性的な炎症で、進行するとさまざまな機能障害が起こります。初期は手や足の指の関節が腫れ、こわばるようになります。膝関節や股関節などに病変が進む場合があり、痛みで日常生活が困難になります。指や手首の関節が破壊されると、指が短くなったり、関節の脱臼により強く変形することがあります。また、だるさ、微熱などの症状が現れることもあります。
原因は明確になっていませんが、遺伝的な要因、細菌・ウイルス感染などにより、自分の体の一部を自分のものではないとして抗体をつくってしまう自己免疫疾患と考えられています。

痛風

足の親指の付け根が赤く腫れて激しく痛みます。また、足関節や足の甲、アキレス腱の付け根、膝関節、手関節に発作が起こることもあります。
血液中の尿酸値が上昇し、関節内に生じた尿酸塩の結晶に白血球が反応するのが原因です。高尿酸血症状態の継続は、腎不全にもつながるおそれがあります。尿酸値の上昇は、暴飲暴食、肥満、激しい運動などによると考えられています。

偽痛風

前兆なく発作が起き、関節や周辺が赤く腫れて強い痛みが現れ、発熱や体重減少を伴うこともあります。高齢者によくみられる症状で、多くは膝関節で起こりますが、肩関節、足関節で発生することもあります。数日から1週間程度でおさまり、痛風より痛みは軽度です。
尿酸以外の結晶による関節炎を総称して偽痛風といい、主な原因はピロリン酸カルシウムの結晶です。