骨粗しょう症
DEXA法による正確な骨密度を測定しています
骨の強度には「骨密度」と「骨質」があり、この2つを改善することが骨粗しょう症治療の目的になります。
当院では、骨粗しょう症ガイドラインでも推奨される、腰椎・大腿の骨密度測定器によるDEXA(デキサ)法で骨密度を測定しています。お気軽にご相談ください。
このような症状はありませんか?
- 背中や腰が痛む
- 背中や腰が曲がった気がする
- 身長が縮んだ気がする
- 歩きにくい
- 転びやすい など
代表的な疾患
橈骨遠位端骨折
コレス骨折・スミス骨折とも呼ばれ、手首に強い痛みが生じ短時間のうちに腫れてきます。折れた骨や腫れにより神経が圧迫されて、指がしびれることもあります。
転倒時に手をついて、2本ある前腕の骨のうち橈骨(とうこつ)が手首のところで折れた状態です。閉経後の女性は骨粗しょう症で骨がもろくなっていることもあり、簡単に折れやすいため注意が必要です。
腰椎圧迫骨折
背骨の椎体がつぶされるように骨折した状態で、脊椎圧迫骨折の一種です。激しい腰の痛みのほか、下肢の痛みやしびれ、麻痺などヘルニアに似た症状が現れることもあります。椎体が変形して、背中が曲がったり、身長が縮むこともあります。
高齢の女性が尻餅や転倒などにより、軽微な外力で骨折するケースが多くあります。
大腿骨近位部骨折
足の付け根(股関節)が痛み、起立や歩行が困難になります。
転倒や転落時に外力が集中し、大腿骨(太ももの骨)が折れた状態です。関節の中で折れる頸部骨折と、関節の外で折れる転子部骨折に分類され、前者は骨癒合しにくく、後者は内出血が多く全身に影響が出るケースがあります。骨粗しょう症で骨がもろくなっている高齢者に多くみられる骨折です。
上腕骨近位部骨折
肩関節の近くにある上腕骨近位部の骨折です。肩や腕に痛みが生じ、腕を上げたりひねったりすることができなくなります。骨折後、肩や胸部、上腕部などに内出血が現れることもあります。
転倒時に手や肘をついたり、肩を打った際に起こります。交通事故などで強い力を受けて折れることもありますが、多くは骨粗しょう症により骨がもろくなった高齢者に起こる骨折です。
骨密度測定器
骨密度を測定して骨の状態をチェックしましょう
骨粗しょう症の診断に必要な骨密度検査です。「骨粗しょう症ガイドライン」では、65歳以上の女性は受けるべきとするのに加え、骨密度検査を腰椎・大腿で実施することを推奨しています。
腰椎・大腿の測定器を設置しているクリニックは少なく、大きな病院に行かなくてはいけないのが現状ですが、当院ではガイドラインが推奨する検査を気軽に受けていただけます。
DEXA法
微量のX線を当てて正確な骨密度を測定するのがDEXA(デキサ)法です。
骨粗しょう症ガイドラインでも推奨されるこの方法は、大腿骨頸部、腰椎を直接測定することが可能で、より正確な測定結果を得ることができます。放射線の被ばく量は、胸部レントゲンの1/5程度とわずかなためご安心ください。
DEXA法骨密度測定検査は、健康保険が適用されます。
院内薬剤師
薬局に行く手間や時間が節約でき、会計が一度で済むので患者さんにとってメリットが多いです。また、調剤薬局への調剤技術料などがないため自己負担金も少なくて済みます。
当院でご用意できないお薬をご希望の場合は処方箋を発行しますのでお気軽にお申し付けください。
ロコモティブシンドローム
定期的な運動で
ロコモを予防しましょう
骨、関節、軟骨、椎間板、筋肉などの運動器のいずれか、または複数に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下した状態で、階段を昇る際に手すりが必要、15分程度の歩行ができない、片足立ちで靴下が履けないなど、自力で歩くのが難しくなった状態や転びやすい状態を指しています。
要支援・要介護状態の原因の第1位は「運動器の障害」です。いつまでも健康でいきいきとした生活を送るため、ロコモを予防し、運動器を長持ちさせましょう。
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