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小児整形の代表的な疾患

小児整形の代表的な疾患

小児の代表的な
疾患について紹介します。

腰椎分離症

陸上や球技などのスポーツを活発に行う、小学高学年から中高生くらいまでの、伸び盛りの世代のお子さんが腰痛を訴えた場合、疑わなければなりません。
脊椎は原則として、24個の椎骨(背骨の最小単位)が、縦に連なって構成されています。椎骨は、前方が椎体という二重焼きのような土台部分であり、一方、後方は椎弓という屋根瓦状の部位となり、前方と後方は、中央のスペースをリング状に取り囲みながら、一体となっています。椎弓部において、上方椎との椎間関節のすぐ下で、分離は起こります。

骨端症

成長期にみられる骨の障害で、骨端線(骨が成長するための部分)に変化が起き、痛みを生じます。運動の後や起床時にかかとの骨の後方が痛みます。8~12歳くらいの活発な男子によくみられる疾患です。

側彎症

脊椎が横に曲がった状態で、脊柱自体のねじれを伴うこともあります。進行すると、側弯変形によるストレスの原因となったり、腰背部痛、心肺機能の低下、神経障害につながることもあります。
全体の60~70%を占めるのは原因不明の特発性側弯症です。家庭内発生も多いため遺伝の関与も考えられます。発症年齢により、乳幼児期側弯症(3歳以前に発症)、学童期側弯症(4~9歳に発症)、思春期側弯症(10歳以降に発症)に分類されます。最も多い思春期側弯症は、圧倒的に女子が多いという特徴があります。そのほか、生まれつき背骨が曲がっている先天性側弯症、神経や筋の異常に伴って起こる症候性側弯症があります。

股関節炎

主な症状は股関節部の痛みで、大腿の内側や前面、膝まで痛みが広がる場合もあります。股関節運動が制限され、体重がかかって激しい痛みが誘発されるため、起立や歩行が困難になることもあります。
小児が発症することの多い股関節炎は、非感染性股関節炎と病原体感染が原因の感染性股関節炎に分けられます。非感染性で多いのは単純性股関節炎で、感染性で多いのは化膿性股関節炎です。症状がさまざまな上、小児は正確に痛みの場所を伝えることができないこともあり注意が必要です。